外線 ボタンを拠点間で 共有 する – サクサ PLATIA II

11月 10, 2020 工事実績
サクサplatia主装置

奈良県磯城郡、支社で本社の 外線 を 共有 する工事

SAXA PLATIA II の システム間連携 機能 で 拠点間 の 外線 ボタン の 共有 を行いました。


サクサ の新しい機能、システム連携


サクサ PLATIA II のシステムバージョン8以降にて システム連携 機能が追加となっています。

今までは VPN で繋いだ 拠点間 にて 内線通話 や 外線 を 転送 することは可能でした。

sip専用線を使った内線通話イメージ
— SIP専用線を使った内線通話イメージ

SIP 専用線 により ビジネスフォン間 をつないでいます。

これまでの方法でも本社にかかってきた 電話 を支店に回すことは可能です、SIP専用線 を使い 転送電話 として支店に回す形です。

その為、支店側では転送されてきた 電話 を 保留 する際は 支店内でしか 保留 が出来ません。

sip専用線を使った外線共有イメージ
— SIP専用線を使った外線共有イメージ

つまり、いままでの SIP専用線 では次の課題がありました。

  • 外線 を 保留 して 本社支店間 を容易に入れ替えにくい。
  • 現在、本社の 回線 がどこまで 使用 されているかが分かりにくい。

それらを 解決 させるのが サクサ PLATIA II の新機能 システム間連携機能 です。


拠点間の挙動

システム間連携機能を使った外線イメージ
— システム間連携 外線イメージ図

それぞれの 外線 を 共有 するので本社着信時には支店側の 共有ボタン も 同時 に 着信 します。
ここまでは今までの 機能 でも実現できることです。

更に本社もしくは支店にて 通話中 の 外線 は 両拠点 とも ボタン に 通話中 であることが ランプ で分かります。

保留 に関しても通常のビジネスフォン 外線ボタン と同じく、通話中 の 外線ボタン が 両拠点 ともランプが点滅表示です。


電話帳 は 共有 されませんが、支店にいながら本社の 電話 を 自由に発着信と保留 が可能です。

利用用途はいろいろあるかと思います。

夜間切替による 鳴音変更 が可能なので昼間は本社、支社両方にかかってきて夜間は本社にあるコールセンターなどの専門部署のみ 鳴動 させる。

このコロナの状況ですので密をさけるため空いている 拠点側 に一時的に席を移す。

などが挙げられます。


必要な機器と環境


システム間連携 を行うにはまず VPN 環境 が必要です

弊社では ヤマハ の ルーター を用いた インターネットVPN の構築が可能です。

yamaha ルーターサイト
https://network.yamaha.com/products/routers

— 弊社LAN工事について

サクサ PLATIA II のシステムバージョンが8.0以上が必要です。
ファームウェアのアップデートも可能です。ただし再起動が必要になるため5分から10分程は電話が止まります。

SIPT ユニットが必要です。
SIP専用線ユニットSIPTが必要となります。機器構成によってはユニットの装着ができない場合がありますので注意が必要です。

連携回線 を収容するための空きが必要です。
システム間連携 を行うために 回線収容拠点(例:本社)の回線数分と同じだけ 連携回線 が 両拠点 とも必要になってきます。
standard など小さい 主装置 では空きが足りない場合があります。

— サクサ PLATIA II の仕様


システム間連携 では本社から工場のスピーカーを呼び出す ページング機能 などが使えるため有効です。

ただ単に本社の 外線 が使える 電話機 のみ欲しい場合は システム間連携 ではなく SIP電話機 NP820 を利用するほうがいいかもしれません。

— サクサ sip電話機工事 実績


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